神奈川・湯河原にあるラーメン店「飯田商店」の店主・飯田将太さん。「食べログ」では驚異の4.10点を誇り、堂々の1位となっている（筆者撮影）
神奈川県湯河原にあるラーメン店「飯田商店」が今年で15周年を迎えた。
ラーメン一杯で湯河原に全国からファンを集める名店。「食べログ」では驚異の4.10点を誇り、全国にあるラーメン店38,782軒の中で堂々の1位となっている（2025年5月1日現在）。
前回の記事『「安く食べてほしい」に毒されていた…。650円だったラーメンが15年で1800円となった「飯田商店」。変えたのは自分たちの“思い込み“だった』では、店主の飯田将太さんのラーメン界のトップランナーとしての想いをお伝えした。今回はさらに深掘りをしていく。
「1000円の壁」の危機感
ラーメン一杯「1000円の壁」は、ラーメン店主が「安く食べてほしい」という考えに毒されていたのではないかと飯田さんは分析する。
本来はそうではなく、お客さんが払ったお金に対する納得感があるかどうかが大事で、このまま「1000円の壁」を続けていたらラーメンの成長は止まってしまうのではないかという危機感があった。
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