オープン2日目なのに「数十年の歴史」を感じた…神保町の超有名カレー店で20年勤務、統括店長にまでなった男はなぜ「ラーメン店主」に転身したか

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東京・駒込の「らーめん3000」の店主・森淳一さん。神保町の超有名カレー店で統括店長まで務めた人物だ。そんな彼がなぜ、ラーメン屋に転身したのだろうか(写真:筆者撮影)
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カレーの名店で20年間、第一線を走り続けてきた料理人が、ラーメン界にやって来て、いきなり結果を出す。それはまるで、一流のサッカー選手が、ある日突然プロ野球に転向し、初年度から主軸として活躍するような出来事だ。

東京・駒込の「らーめん3000」は、そうした本来なら起こりにくいドラマを現実のものとしてしまった店である。

「らーめん3000」の外観(写真:筆者撮影)

2025年4月12日オープン。年末には「TRYラーメン大賞」新人部門総合3位。キャリアだけを見れば、店主・森淳一さんは「ラーメン一年生」だ。しかし、その一杯を前にするとそんな言葉はまったく似合わない。

私はオープン2日目にこの店を訪れた。その時に感じたのは、ラーメンを長年、真剣に食べてきた人の記憶が凝縮された味だった。オープン2日目の味に、もう何十年もやっているかのような横綱感を感じてしまったのである。

カレーのトップリーグで戦い続けた20年

店主・森さんは茨城県水戸市出身。20歳で上京し、飲食の世界に入った。

「一日だけパソコン専門店でバイトしたことがあるんです。でも、すぐ分かりました。自分は飲食以外の仕事は無理だなって」(森さん)

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