オープン2日目なのに「数十年の歴史」を感じた…神保町の超有名カレー店で20年勤務、統括店長にまでなった男はなぜ「ラーメン店主」に転身したか

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麺を茹でる時に自分で作った麺を持つ瞬間、「ラーメン屋になったんだな」と実感するという。ダシ感の深い清湯スープに合わせる自家製麺はこの店の大きな個性だ。「特ナンバーワン」という高タンパクの小麦を使い、独特のコシと食べ応えを生んでいる。

ラーメン業界とカレー業界の違い

ラーメン業界は、カレー業界に比べて横のつながりの強さを感じるという。他店の店主が食べに来てくれることが多く、自分も他店に食べにいくと凄く刺激になる。新店にもよく食べ歩きに行くようになり、食べ歩きがまた楽しくなってきた。

「ラーメンは日本が誇るダシ文化です。これからも20年、30年と向き合っていける世界だと思っています」(森さん)

塩らーめん
塩らーめん(写真:筆者撮影)

森さんのラーメンが支持される理由は明快だ。それは異業種から来たからではない。一流の現場で20年、料理とお客と向き合ってきた職人が、大好きな「ラーメン」という文化に真っ直ぐ移行して作ったものだからだ。

競技は変わっても、プロとしての姿勢は変わらない。「らーめん3000」は、その事実を静かに証明している。

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井手隊長 ラーメンライター/ミュージシャン

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いでたいちょう / Idetaicho

全国47都道府県のラーメンを食べ歩くラーメンライター。「東洋経済オンライン」「マイナビニュース」「AERAdot.」等の連載のほか、コンテスト審査員、番組・イベントMCなどで活躍中。近年はラーメンの「1000円の壁」問題や「町中華の衰退事情」、「個人店の事業承継」など、ラーメン業界をめぐる現状を精力的に取材。テレビ・ネット番組への出演は「羽鳥慎一モーニングショー」「ABEMA的ニュースショー」「熱狂マニアさん!」「5時に夢中!」など多数。東洋経済オンラインアワード2024にて「ソーシャルインパクト賞」を受賞。その他、ミュージシャンとして、サザンオールスターズのトリビュートバンド「井手隊長バンド」や、昭和歌謡・オールディーズユニット「フカイデカフェ」でも活動。著書に「できる人だけが知っている 『ここだけの話』を聞く技術」(秀和システム)がある。

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