1年間で5カ国語マスターした現役東大生が実践する「ChatGPTを活用した語学学習法」とは

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このような形で、いろいろな言語における「変える(change)」という動詞の使い方を知っていくと、例えば「『新しい恋人ができた』って英語でなんて言うんだろう?」と新たな疑問を持ったとしても、「恋人のことをカタカナだとパートナーって言うことが多い気がする。ということは、change partners(パートナーを変える)で『新しい恋人ができた』と表現できるのではないか?」と推測しやすくなります(実際に、このような言い方をします)。

そして、このような英語表現が可能ということは、フランス語やスペイン語でも「変える」という動詞と「パートナー」という名詞を組み合わせることで、「新しい恋人ができた」という意味を表現できそうですよね(実際に、フランス語ではchanger de partenaire、スペイン語ではcambiar de parejaと言います!)。

以上の通り、複数の外国語表現を参照しながら、英語表現などを学んでいくと、各言語の共通点などが浮き彫りになり、「言語の感覚」が磨かれていくのです。

横着しても外国語が身につくのがChatGPTの魅力

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興味本位であっても「確かに、複数の外国語を知ってみるのは面白そうだな」と思った方は、ChatGPTに質問するときに「英語+(他の外国語)でなんて言うか教えて!」と加えてみてください。私は、横着にも「英語・フランス語・スペイン語・ドイツ語・中国語でそれぞれなんと言うか教えて!」と聞いて、外国語を学習してきました。

大事なのは、ChatGPTの登場により可能になった「深掘りして学ぶこと」「多言語を同時に学ぶこと」などを実践してみることです。例えば、最後に紹介した「英語表現を聞くことに加えて、他の言語での表現方法も聞く」という学習法は、新しい外国語に触れる貴重な機会になります。

縁もゆかりもないと思っていた外国語に触れてみると、思わぬ発見や才能に遭遇し、人生が変化していくことがあります。せっかくChatGPTなどの登場により、外国語学習がより簡単に、より効率的にできるようになってきたのですから、皆さんも本稿をきっかけに外国語学習に挑戦してみてはいかがですか?

清野 孝弥 現役東大生ライター

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せいの たかや / Seino Takaya

2003年生まれ。東京大学法学部の現役学生。公立高校から塾や予備校に通わず、独学で東京大学の文科I類に現役合格。独学で培った勉強法や各科目のノウハウをYouTubeなど数々のオンライン媒体で公開し、授業動画は100万回再生超え。現在は、明豊高校九大専科コースなど全国の高校現場で学習指導や進路指導などを提供している。

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