英語の達人が人格まで切り替える納得の理由 ビジネスエリートが実践する効果最大の英語学習法

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英語を習得するためにオススメするのは、数値目標を立て、大量の英語を一気に詰め込む勉強法です(写真:sakura/PIXTA)
低成長、円安、少子高齢化……今や何重苦も負っている日本で、未来への展望を抱けない人たちは多い。そんな中、投資家・シンガポール大教授として世界中を飛び回り、一流の人物たちとビジネスを動かしている田村耕太郎氏は、「日本人は海外で十分通用する」と語る。臆病で閉鎖的な状態から一歩踏み出すにはどうしたらいいのか。『君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!?』から、一部を抜粋・改編して紹介する。

英語は詰め込み! 詰め込みは一気呵成に!

われわれの未来は2つに分かれる。「英語ができる人」と「英語ができない人」のどちらかだ。

君らはどちらになりたいのか? できる人には、待遇が上がる可能性、幅広い選択肢、広い世界を見るチャンス、多様な出会いと人脈などなどいろいろとついてくる。一方、「英語ができない人」には厳しい待遇、少ないチャンス、ローカルでいつなくなってもおかしくない仕事しか待っていないと思う。

経済的で携帯可能な翻訳機も登場しつつあるが、これが事実であろう。英語を含め語学に近道はない。人間の母語学習は胎児のときから始まっている。そして義務教育で仕上げられる。どんな国のどの人種でもそうだ。それだけ歴史があり、生活に密着した言語を、違う母語を持つ者が習得しようというのだから楽なわけがない。

とくにわれわれ日本人にとって、英語学習は非常に困難なものである。なぜなら、私たちが使いこなしている日本語こそが、世界的に見て非常に珍しい言語だからだ。四方を荒海に囲まれた島国、日本。この国の母語、日本語は世界中どの語族にも属さないユニークな言語なのだ。強いて似ている言語を探せば、文法は朝鮮語やトルコ語に近いが、音韻は、ハワイ語やフィンランド語に近い。

ひらがな、カタカナ、漢字の3つの文字を使いこなし、尊敬語や謙譲語もこれだけ複雑で、微妙で繊細な表現が多い言語はほかにない。助詞・助動詞の種類が非常に多様で、動詞・形容詞の語尾変化も複雑だ。母音重視の発音が多いので、子音の聴き取り能力が低い。

日本語はアートの世界だと思う。それだけ素敵な言語で私は心から愛するが、世界に広がるには課題の多い言語だとも思う。それに比べたら英語は非常にロジカルでシンプルな言語で、まさにツール(道具)にふさわしい。だからツールとして世界語になっていくのだと思う。

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