「やさしい英語を使う=イケてる」が世界の新常識 非ネイティブが難しい単語を使っても嫌われる

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英会話 英語
世界では「難しい英語」を使うと、嫌われてしまうということをご存じでしょうか(写真:cba/PIXTA)
英語を話せるようになりたくて、たくさん単語を覚えるーー。真面目な日本人だからこそ、そう思いがちな人が多いです。しかし、世界では「難しい英語」を使うと、逆に嫌われてしまうということをご存じでしょうか。本稿では、『世界の非ネイティブエリートはたった100語で話している』から一部抜粋・再構成のうえ、「やさしい英語」を話せる人こそが、世界では認められる実情をご紹介します。

海外で活躍する日本人アスリートの英語力

グローバル市場の最上位で活躍している会社のトップや、起業家たちのスピーチを見ると、インテリジェンスの高い印象を持たれる著名なビジネスパーソンほど、平易な単語を組み合わせてスピーチしています。

例えばソフトバンクグループの孫正義会長。あの方のスピーチはとても聞きやすいですね。海外向けのビジネス発表会で話されている英語は、日本の高校レベルぐらいの英語を履修できていれば、だいたい意味のわかる内容です。

だからといって海外でバカにされることはありません。私の見た感じでは孫会長は、giveとかget、callやspeakなど、簡単な単語の使い分けがとても上手く、talk toやlook atなどの熟語も使いこなされています。多義語の特性を、きちんと理解されている印象ですね。

孫会長はきっと普段から、あのぐらいの簡単な単語をベースに、大規模な投資家や企業オーナーたちと渡り合い、ビジネスを展開されているのだと思います。

楽天の三木谷浩史会長やトヨタの豊田章男会長のスピーチも、わかりやすいですね。シンプルだけど、しっかり伝わっている。たぶんあのレベルの経営者たちは、もっと難しい単語も言い回しも知っているのだと思いますが、それをあえて避けてダイレクトに、多くのビジネスパートナーへ意味が伝わることを優先して、話をされているのでしょう。

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