1年間で5カ国語マスターした現役東大生が実践する「ChatGPTを活用した語学学習法」とは

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これのどこが優れているのかというと、ChatGPTの回答についてさらに詳しく知りたいときは、再度質問をすることで、より豊富な情報が得られる点です。「transferを使った例文をもっと教えて!」「どうしてchange trainsのtrainsは複数形なの?」など、追加できる質問は多種多様です。インターネット検索では、webページの中に書かれている硬直的な内容しか知ることができませんが、ChatGPTを使えば、知りたいと思ったことを、いくらでも知ることができます。私が、外国語学習に生成AIを活用する理由はここにあります。

ChatGPTを使えば、英語以外の外国語も学べる

生成AIを最大限活用すると、「同時に複数の外国語を学ぶ」という夢のようなことが実現できてしまいます。例えば、先ほどのように「乗り換えって英語でなんて言うんだろう?」と思ったら、ついでに「じゃあフランス語だったら?」「スペイン語だったら?」とChatGPTに質問してみてください。

すると、英語のみならず、フランス語やスペイン語など他の外国語の表現もあわせて教えてもらえます。一石二鳥どころか、一石三鳥の勢いで、外国語の知識を身につけられるのが魅力的ですね(ちなみに、英語のchange trainsに似た表現として、フランス語ではchanger de train、スペイン語ではcambiar de trenというものがあります)。

「いやいや、英語だけで手一杯なのに、他の外国語も調べるなんて大変だよ」と思われた方がいるかもしれませんが、実は、フランス語やスペイン語など、他の外国語を同時に知ることで、「言語に対する感覚」を磨くことができ、かえって効率的に英語を身につけられるということがあります。

例えば、先ほどの例を確認すると、英語のchangeも、フランス語のchangerも、スペイン語のcambiarも、すべて「変える」という意味の動詞で、よく見てみると形がそっくりです。これらは用法も似ていて、jobs(英語の「仕事」)、travail(フランス語の「仕事」)、trabajo(スペイン語の「仕事」)を組み合わせると、change jobs、changer de travail、cambiar de trabajo(どれも「転職する」という意味)という表現をつくり出せます。

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