「新人退職ラッシュ」の5月。1人辞めると「売上5000万円」が水の泡? 新入社員が「だまされた」と誤解しないための経営心理学
そして3つ目の理由が、「上司の対応が冷たかった、理不尽だった」です。
「上司の対応が冷たかった」に関してはこういった声が聞かれます。
「上司が忙しくしていて、質問したらすごく嫌な顔をされたので、怖くて質問できなくなった。それで仕事が進まなくなると、『わからなかったら聞け!』と叱られた」
「上司から最低限の仕事の指示があるだけで、周囲との会話もなく、頼れる人もいなくて孤独だった」
また、「理不尽だった」に関してはこういった例がありました。
「ある上司から指示された仕事をしてたら、別の上司に『なんでそんな仕事してるんだ!』と叱られた。それで『○○さんからやれと言われました』と言ったら、『口答えするな』と言われた」
「出社初日から経営理念を大声で唱和させられてドン引き。ヤバい会社に入ったと思った」
会社ぐるみで新人をケアする
上司のあたりのきつさは、とりわけ口コミサイトに書かれやすいので要注意です。
まず、「上司の対応が冷たかった」に関しては、新人が慣れるまでは会社ぐるみで新人のケアを行うよう、社員に協力を要請することです。
担当の上司は、1日1回は「わからないところはない? 大丈夫?」と声を掛け、周囲の上司も出社時、退社時に挨拶の声を掛け、孤独を感じさせないようにすることです。
また、質問された時は忙しくても一旦手を止めて、ウェルカムな姿勢で対応することも重要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら