「丸亀製麺」「コナズ珈琲」が絶好調のなか”大失速”の兄弟ラーメン店「ずんどう屋」。コロナ後に積極出店も減益、その実態とは?
コロナ禍を挟んだこともあり当初は控えめな出店だったが、コロナ禍が明けつつあった2022年より出店を加速。現在は103店舗を構えるが、そのうち半数以上にあたる52店舗が2022年以降に誕生している(2022年24店舗、2023年8店舗、2024年20店舗)。
では、その業績はどうなのか。
2025年3月期第3四半期のずんどう屋の営業利益は、前年同期比で6.3億円の減益となっている。決算資料を見ると、同事業が足を引っ張り、丸亀製麺以外の国内事業利益が前年同期比9.6%減の33億5500万円になっている。
同じトリドールグループの「コナズ珈琲」が、全国46店舗で前年同期比4.2億円の増益という高収益を実現しているが、ずんどう屋の減益分が大きなダメージを与えている。


ただ、ずんどう屋はこれまで基本的には増益を達成していた。コロナ禍以後順調だったのが、ここに来ての大幅な減益なのである。
もちろん、まだ2025年3月期の途中で最終的な数値はわからないものの、2024年3月期ほどの増益はもちろん、減益で着地しそうな状態である。
郊外ファミリー御用達になりそうだが…
丸亀製麺、コナズ珈琲が絶好調のなか、とくに話題になることもなく、静かに大コケしていた……と言い切るのはまだ時期尚早かもしれないが(業態として、まだまだ投資フェーズという位置づけだろう)、とは言え、減益には理由があるもの。どんな理由があるのだろうか。私はそれを探るべく、店舗に足を運んでみることにした。
同店は姫路が本店なこともあり、大阪に多くの店舗を構える。しかも郊外店が多い。中に入ると、カウンター席だけでなくテーブル席が多いのも目に付く。ファミリーでも使える店を目指しているのだ。

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