「丸亀製麺」「コナズ珈琲」が絶好調のなか”大失速”の兄弟ラーメン店「ずんどう屋」。コロナ後に積極出店も減益、その実態とは?

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そういえば「丸源ラーメン」はメニューの中にお子様メニューだけでなく、「離乳食」まであって、徹底してファミリーの方を向いている。こんな「ガチファミリー向け」が相手になったとき、ずんどう屋はどれぐらい立ち向かえるだろうか。

丸源ラーメンのホームページ
丸源ラーメンのホームページより。離乳食が税込209円で販売されているなど、子育て世代を含むファミリーへの目線にあたたかいものがある(筆者撮影)

2022年~2023年あたりに一気に店を増やしていたときは目新しく客も入っていたが、出店数が増えていき、これらの競合たちと本格的にバトル……となったときに苦戦を強いられているのかもしれない。

ちなみに私が訪れた岸和田春木店もすぐ隣に「丸源ラーメン」があり、静かなバトルが繰り広げられているようであった。

丸源ラーメン岸和田春木店
丸源ラーメン岸和田春木店。このすぐ横にずんどう屋もあり、ラーメン戦争が勃発している(筆者撮影)

心斎橋店はトリドールグループでもっとも稼いでいる

ただ、興味深いことも起こっている。実は、ずんどう屋の中にはトリドールグループ全店舗の中で最も売り上げを出している店舗もあるのだ。それが「心斎橋店」。

ずんどう屋の中でも6店舗目とかなり早い段階に作られ、大阪初進出の店である。決算説明会資料でも述べられているが、この店の成長要因は「インバウンド」である。心斎橋を含めたミナミのエリアは、大阪の中でも特に外国人観光客が多いエリアとして知られている。

そんな外国人観光客で賑わうアメリカ村や大丸心斎橋店のほど近くに心斎橋店はある。

巨大な提灯
とある口コミサイトでこの巨大な提灯を「浅草の浅草寺みたい」と言っている外国の人がいた。その見た目のインパクトもあって、多くの人を集めているのかもしれない(筆者撮影)

私も訪れてみたが、平日の昼前にもかかわらず、店内には多くの人がいる。しかもそのうち7割ぐらいは外国の人である。

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