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「丸亀製麺」「コナズ珈琲」が絶好調のなか”大失速”の兄弟ラーメン店「ずんどう屋」。コロナ後に積極出店も減益、その実態とは?

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  • 谷頭 和希 都市ジャーナリスト・チェーンストア研究家
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JA全農ミートフーズによれば、かつては1キロ80円ほどだった豚脂が、今は150円ほどになっている。2022年の4月には190円まで上がっていたので、その頃に比べればまだ抑えられているが、いずれにしても原材料高騰の煽りを受けていることは確かだろう。

しかも、店舗数が増えれば増えるほど必要な背脂の量も増えていくから、それが利益の圧迫材料になっていることは容易に想像がつく。

こちらは野菜らーめん。野菜の値段も上がっている(筆者撮影)

ただ、それでもずんどう屋は昨年まで好調を維持していたので、こうした原材料高騰にも耐えて利益を出していた。そこに変化が起こったのはなぜなのだろうか。

競争が多い「ラーメンチェーン」

外食なので、出店コストが大きな要因なのは間違いないが、実際に店を訪れて感じたのは、競合店の多さである。

先ほども書いた通り、現在のずんどう屋のメニューを見ると、「とんこつラーメン専門店」というより「ファミリーラーメンチェーン」を目指している感じがする。家族の誰もが食べられるメニュー構成、郊外を中心とした出店網などがそれをよく表している。

しかし、そうしたラーメンチェーンには「丸源ラーメン」や「幸楽苑」、また関西・中部であれば「スガキヤ」などが競合として現れてくる。いずれもずんどう屋よりも店舗数が多く、さらにより安価なラーメンを提供する店である。

また、「背脂系とんこつ」自体、私は比較的まろやかで食べやすいと感じたのだが、通常のとんこつラーメンの味からすれば好みの分かれる味であることは間違いなく、ネットなどを見ているとコアなファンを生み出しやすい味のようである。この辺りも「ファミリー向け」の店の味として適当なのかは疑わしいポイントではある。

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