やや唐突な感があるが、大谷翔平は11月25日、来年3月に開催される「第6回WBC(ワールドベースボールクラシック)」への出場を明言した。
この日は、WBCの開催100日前にあたっていた。それだけでなく、チケット販売でいうと、NPB球団ファンクラブ会員を対象にした、WBC入場券の「先行抽選販売」の締め切り日だった。
筆者は2006年の第1回から、毎回チケットを購入してWBCの試合を観戦している。2006年から2017年の第4回大会までは、チケット入手に苦労することはなかった。
日本戦はほぼ満員になったが、それでもチケット販売サイトのローソンチケット(ローチケ)で普通に購入することができた。日本戦以外の試合は、満員になることはまずなかった。また、本大会前に行われる「強化試合」も、普通にチケットを購入することができた。
WBCチケット購入が難しくなった理由
状況が変わったのは2023年、第5回のWBCの東京プールから、それも年が明けてからだ。
前年の段階では、ローチケで普通に購入することができた。筆者はローソンのクレジットカード「LEncore」を持っているが、このカードの会員限定の「先行抽選販売」で全試合のチケットに応募した。第1希望から第3希望まで申し込みができたが、抽選に外れることなく普通に購入することができた。ほとんどが第1希望だった。日本戦4試合を含む全試合のチケットが冊子のように綴じられて送られてきた。また強化試合のチケットも普通に購入できた。
状況が一変したのは年が明け、エンゼルスの大谷翔平とパドレスのダルビッシュ有がWBC参加を発表してからだ。ダルビッシュは「侍ジャパン」の宮崎キャンプに合流。筆者はNPBの春季キャンプを見た流れで宮崎のキャンプ地に行ったが、春季キャンプでは見たことがないような観客が押し寄せていた。



















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