大谷翔平が参戦「WBCチケット」購入難易度が限界突破! 「待機人数」20万人を超えの異常事態

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2023WBCの通しチケット(写真:筆者撮影)

名古屋のバンテリンドームでの強化試合から、当時エンゼルスの大谷翔平が合流すると、周囲の空気がさらに変わった。球場周辺には「チケット譲ってください」という紙を持った人が何人も立っていた。

また、特設の「侍ジャパングッズ」を販売する店は、長蛇の列ができていた。不思議に思ったのは、試合開始直前になってもその列が短くならなかったことだ。「観戦チケットは買えなかったが、グッズだけは買いたい」という人が相当いたようだ。一番人気は言うまでもなく、背番号「16」の大谷翔平のユニフォーム。

この年のWBCは、大谷翔平の投打にわたる大活躍もあって、侍ジャパンが3回目の世界一に輝いたが、東京ドームの4試合は、連日超満員なだけでなく、ドーム周辺を多くの人が取り巻いていた。この年6月に公開された、映画「憧れを超えた侍たち 世界一への記録」は記録映画としては異例のヒットとなった。

この年のオフに大谷翔平が、優勝が狙える金満球団ドジャースに空前の10年7億ドル超で移籍すると、日本ファンの熱狂はさらに高まった。

(写真:Getty Images)

プラチナチケットとなった「MLB東京シリーズ」

このコラムでも紹介した通り、ドジャース観戦ツアーが多くの旅行会社から組まれたほか、商用など別の目的でロサンゼルスを訪れる日本人も、ドジャースタジアムで大谷翔平のプレーを観戦するのが大前提になっていた。連日100人を超すガイドが、日本のファンをドジャースタジアムに案内していた。

そして今年春、東京ドームで開催された「MLB東京シリーズ」では、ドジャースのチケットはもはや「入手困難」なプラチナチケットになった。

このシリーズもローチケなどでカードを持っている人限定の「先行抽選販売」が行われた。チケットは、カブス、ドジャースと阪神、巨人が対戦する「プレシーズンマッチ」4試合と、カブス対ドジャースの開幕戦2試合の計6試合だったが、ドジャースが出場する4試合のチケットは、すさまじい倍率になったようだ。

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