吉野家「出店数激減?」に見る牛丼チェーンの変化 店舗数は頭打ち、早急に求められる新たな鉱脈
2025年2月期の吉野家の国内新規出店が計画の半分になる見込みだと日経新聞が報じた。
背景には、建築費や賃料、人件費の高騰がある。また、昨今では原材料費の値上げも続いており、既存店の売り上げが思うように伸びなかったことも影響しているという。
同ブランドを運営する吉野家ホールディングスは昨年、それまで横ばいが続いていた牛丼店を100店舗以上増やす「攻め」の計画を立てたばかり。それだけに、諸々の値上げや予想外の既存店売り上げの伸び悩みが同社に与えた影響の大きさがわかる。
一方、出店数が頭打ちになってしまっている背景には、吉野家の不振以上に、「牛丼業界全体の変化」にも理由があると思う。端的に言って「牛丼だけでは厳しい」のだ。
吉野家の店舗増加戦略の背景は?
そもそも吉野家が昨年、大幅な店舗数増加に踏み切ったのは、ここ数年での業績好調を受けてのこと。
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