資さん「1日売上200万円」関東でも"大反響"の背景 「丸亀vsはなまる」2強のうどん市場に殴り込み!

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長さ約14cm・スティック状の「ごぼ天」(ごぼうの天ぷら)が丼の上に5本もそびえ立ち、ビジュアルのインパクトは抜群!「ごぼ天」の上側はカリカリ感を保ったまま、食べるにつれて出汁に浸ったごぼうの旨味が溶け出し、味や香りの変化を楽しめて面白い。

天丼・牛とじ丼・親子丼など10種類以上の「丼・カレー」メニューでは、こちらも「人気No1」の「カツとじ丼」を頼む人が多い。ほか、甘くて大きい「ぼた餅」、味の染みた「かしわおにぎり」など、もはや「『資さん』の象徴」とも言えるキラーメニューだらけ!……迷ったらうどん・丼をハーフサイズで楽しめる「資さんしあわせセット」という選択肢もある。

これらのメニューはいずれも、「『資さん』といえば、これ!」と高確率で名前が挙がるものばかり。普通の外食店舗がキラーメニューを育てるために知恵を絞る中、「資さん」はすでに複数のキラーメニューを擁し、二枚看板、三枚看板で勝負しているようなもので、和食であるが故に、老若男女を問わず受け入れられやすい。

「何度来店しても飽きないメニュー」という優れたフォーマットを持っているからこそ、「資さん」は「月内の再来店が8割」という、あり得ないリピート率を誇っているのだ。

「資さん」の強み②おなじ「資さん」がファミレスにも“一杯呑み屋”にも!

資さんうどん 岡垣店
岡垣店。国道3号・岡垣バイパス沿いのロードサイドにある(写真:筆者撮影)
資さんうどん 小倉魚町店
魚町店。JR小倉駅近くの繁華街にある(写真:筆者撮影)

各地の「資さん」既存店の立地は、「市街地」(魚町店・下通店など)、「住宅街」(本店・一枝店など)「ロードサイド」(岡垣店・尾道高須店など)など。

2010年に北九州エリア以外への出店を始めたあとも、どの立地でも常連客を掴み、繁盛店としての地位を築いている。

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