資さん「1日売上200万円」関東でも"大反響"の背景 「丸亀vsはなまる」2強のうどん市場に殴り込み!
そして「資さん」は、創業50年にして、東京初進出を果たす。
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「資さん」は1976年の創業から、福岡県北九州市や周辺商圏での集中出店に徹してきた。今でも北九州市では「資さん」21店、「丸亀製麺」3店、「はなまるうどん」0店と圧倒的な差で全国2強を引き離しており、この地で生まれ育った人々にとって「資さん=北九州のソウルフード」であるのは間違いない。
しかし近年は2023年11月に関西進出、2024年12月に関東進出。2025年2月24日には東京都内の1号店「資さんうどん両国店」(墨田区)がオープンした。その存在は「北九州の資さん」から「全国の資さん」となりつつあるのだ。
つい最近、2024年10月に「資さん」を買収した「すかいらーくホールディングス」(以下:「すかいらーくHD」から衝撃の発表があった。「資さん」が関東1号店として2024年12月に出店した「八千代店」(千葉県八千代市)は、「1日の平均日商200万円」を売り上げているのだという。
参考までに、普通のファミレスなら1日の売り上げは30万~50万円程度、高単価の回転寿司チェーン店でさえも1日100万円ほど。いくら24時間営業とはいえ、さほど単価が高くない「資さん」で、130席の八千代店でこの売り上げ(1日200万円)は、驚異としか言いようがない。
「資さん」は八千代店に限らず、出店から数カ月たっても不思議と賑わいが続く。どうやら「資さん」は、外食ビジネスとして、極めて優れたフォーマットを持っているようだ。
その秘密を探るべく……まずは「資さん」で食べて、啜って、酔いどれながら、強みに迫ってみよう。
「資さん」の強み①うどんだけじゃない!100種類以上&多量のキラーメニュー
「資さん」のメニューは100種類以上。かつ、「他ではなく『資さん』に行く!」と来店を決める動機付けとなる「キラーメニュー」(看板メニュー)が、いくつも存在する。
まず、約50種類以上もある「うどん」メニューの中では、メニューにも「人気No1」と明記されている「肉ごぼ天うどん」は外せない。
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