鳥貴族「まさかの抹茶ラーメン」に私が感じたこと キワモノの一杯と思いきや…背後には深い狙いが?

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先に同エリアに進出した「MENSHO SAN FRANCISCO」の動きも、当然ながらチェックしているだろう。もしかしたら「鳥貴族」の「抹茶白湯ラーメン」は同店の商品を参考にしているのかもしれない。

同社社長の大倉忠司氏が目指すのは「Global YAKITORI Family」。すしやラーメンに次ぐ日本のコンテンツとして「YAKITORI」を世界に発信したい考えだ。

2024年5月、社名を慣れ親しんだ「鳥貴族」から横文字の「エターナルホスピタリティグループ」に改めたのを皮切りに、サントリーホールディングスから「やきとり大吉」を買収し、国内最大級の焼鳥チェーンとしての地位を確立。

さらに「焼とりの八兵衛」と「焼鳥 市松」、2つの焼鳥の名門グループと業務提携を結ぶなど、焼鳥を武器に世界で戦う準備を着々と進めている。

エターナルホスピタリティグループ 大倉忠司
エターナルホスピタリティグループ代表取締役社長CEOの大倉忠司氏。「外食アワード2024年」表彰式にて(筆者撮影)

現地の焼鳥店を買収、自社開発業態も始動

同社の西海岸の展開は早速スタートしている。

まずは2008年にロサンゼルスで創業した現地の焼鳥店「HASU」を買収し、2024年5月から同社で運営をスタート。

同年8月にはロサンゼルス近郊のレドンド・ビーチにアメリカ初の自社開発業態「zoku」を、つい先日の2月10日には同じくレドンド・ビーチにアメリカ3店舗目となる「TORIKIZOKU」をオープンした。

(画像:エターナルホスピタリティグループHPより)

同社HPのニュースリリースでは、この「TORIKIZOKU」は“米国1号店”であると書かれていることから、同業態の店舗展開も視野に入れていると思われる。

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