鳥貴族「まさかの抹茶ラーメン」に私が感じたこと キワモノの一杯と思いきや…背後には深い狙いが?

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

早速、「A5和牛のせ抹茶鶏白湯らぁ麺」を注文した。価格は1450円。淡い色合いだった「鳥貴族」の「抹茶白湯ラーメン」に対し、こちらは鮮やかな緑色が印象的で、和牛ローストビーフのピンク色とのコントラストがまぶしい。

MENSHO SAN FRANCISCO A5和牛のせ抹茶鶏白湯らぁ麺
スープはクリーミー。抹茶の風味はビジュアルほどではなく、鶏白湯の味が強く打ち出されている(筆者撮影)

色は鮮やかだが「鳥貴族」のラーメンと比べると抹茶の風味は弱いように感じた。それよりも鶏白湯の味が強く打ち出され、主役はそちらのようだ。ほんのり感じる抹茶の風味が鶏白湯スープを引き立てている。

MENSHO SAN FRANCISCO A5和牛のせ抹茶鶏白湯らぁ麺
麺は角のあるストレートの細麺。クリーミーなスープがよく絡む(筆者撮影)

トッピングには、ゴボウチップに刻みネギ、メンマ。白いのは牛乳か何か乳製品のエスプーマだろうか。ピンク色のローストビーフはA5ランク和牛だけあり、ごほうび的なおいしさだ。

やはり、想像よりもキワモノ感はなく、少しひねりを利かせた鶏白湯ラーメンとして楽しめた。「抹茶」や「和牛」といった海外で引きの強い日本のアイテムが、違和感なくラーメンに落とし込まれた一杯だった。

MENSHO SAN FRANCISCO 鴨と抹茶のチョコらぁ麺
2月に訪れたため、バレンタインメニューとして「鴨と抹茶のチョコらぁ麺」というメニューもあった。こちらも気になる……(筆者撮影)

国内王者を経て、世界を睨む鳥貴族

現在、「鳥貴族」を展開するエターナルホスピタリティグループは世界展開に向けてアクセルを踏みだしたところだ。その中で、同社が熱視線を送る地域のひとつがアメリカ・西海岸。

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事