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「何かと同期と比べたがる」Z世代社員の対処法 「空気が読めないやつだと思われたくない」

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  • 大野 萌子 日本メンタルアップ支援機構 代表理事
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ただ、今の時代はそれだけでは問題が起きやすいので、2番目として「個人の目標を設定する」ことも必要です。

今、本人に何ができるかを見極めて、認識のすり合わせを行います。できるか、できないか。必要な知識があるのか、ないのか。

3番目は「達成できたことを確認する」こと。小さな成功体験でよいので、目指す目標を決めて、実践できたら必ず評価することです。

最後に4番目として、取り組んだ結果、修正すべき点、レベルアップできる点がないかを検討し、「前向きなトライアンドエラーを繰り返す」ことです。上司も一緒に確認し、見守るだけでなく伴走することです。

これらは何も新しいことではなく、ビジネス上で定番でもあるPDCA(プラン、ドゥ、チェック、アクション)のサイクルですが、頭で考えてしまうより実践することを意識してこの1から4を繰り返すと、人と比べるとか、人の動向を気にしすぎるということが払拭されて、自分の仕事に打ち込めるようになります。

注意したいのは、1番目の会社として何を望むかについては、上司からの指示でかまわないのですが、2つ目の個人の目標を設定するときに、あまり細かく言い過ぎると「指示待ち」になってしまって逆効果になりますから、ある程度は任せること。

そうして初めて、部下は主体性をもって動けるようになるでしょう。

自信をつけさせてあげたい

上司のギモン②
とにかく自信がないようです。仕事はきちんとこなしているので、もっと任せて自信をつけさせたいと思いますが、どんなところに気をつけたらよいのでしょうか。

自信をつけさせてあげたいというと、上から目線にも聞こえますが、今後の成果にもつながることで、上司からの親心ともいえるでしょう。

大事なのはやっぱりほめることです。すでに述べたように、小さな成功体験を積ませ、役立っていることを伝えること。できるだけ具体的に、何がどうよかったのかを伝えることが大事です。

大きな成果でなくても、資料作成が期限に間に合ったとか、直接仕事に関係のないことでも、元気にあいさつできたとか、早く来て仕事の準備をする心がけが素晴らしいとか、小さなことでよいのです。

ほめるに値する出来事を日々探すのも上司の仕事ですし、それこそ日常生活内の積み重ねで、信頼関係を築く一歩にもなるでしょう。

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