「できる範囲でやってます」上司が悩む若手の一言 「辞められると困るから強く言えない」課長の末路

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「自分なりに頑張っている」と嘆く部下との接し方に悩んだ末に、管理職が会社を辞めたケースも(写真:mits/PIXTA)

「おいおい、まさか本人が辞めるとは……」

思わぬ形で会社を辞めた課長がいる。20年以上も会社を支えてきた課長だったが、突如として退職を決断したのだ。

「若者に強く言えない、辞められると困るから」

いつもそう口にしていた彼。しかし、まさか当の本人が辞めるとは、誰が予想しただろうか。

どうやら若手との接し方に頭を悩ませ、疲弊していったのが退職の原因のようだ。

課長の部下2人は20代前半。2人ともZ世代で、礼儀正しく、客観的に見ていると一所懸命に働いているように見えた。

では、いったい何が問題だったのだろうか? 

上司を悩ます若者たちの新感覚

「自分なりに頑張っている」

退職した課長を悩ませていたのは、若者たちがよく使うこのフレーズだったという。コレと同じような表現がコチラ。

「できる範囲でやっている」

上司に対して、若者たちがこう言い返すのには理由がある。頑張ってやっているのだから、小言を言うのはやめてもらいたい。努力を認めてほしいという気持ちがあるからだ。

ただ、上司にも言い分がある。

頑張っていることはわかるし、一所懸命にやろうとしているのも認める。しかし成果が出ていないのだから仕方がない。

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