すぐ辞める若者の「扱い方」の超基本3ステップ

若者の不満をためないコミュニケーション

上司にとっても若い部下にとってもストレスの少ないコミュニケーションのヒントを探ります(写真:kou/PIXTA)
すぐ答えをほしがる、何がモチベーションかわからない、怒るとパワハラと言われる、急に辞めてしまう……。新入社員や若者とどのように接すればいいのか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。『なぜ最近の若者は突然辞めるのか』を一部抜粋し再構成のうえ、そのヒントを探ります。今回は2回目です。第1回目は『上司vs.若者「メール送った」と言うのは必要か』こちら。

「若者」に振り回されるストレスから解放されよう

タテ社会が苦手で、つねに周りから見える自分を気にしていて、超合理的な若者――。そしてその価値観は、上司との間に根本的なギャップを生み出しています。このギャップが、知らぬ間に日常的なやり取りの中で若者の不満やストレスになってたまっていき、突然の「辞めます宣言」につながっているとすれば、そのギャップを埋める処方箋が必要です。

ただし、何でもかんでも若者の感覚に合わせればいいというのは間違いですし、歩み寄っていくことと言いなりになることとは違います。ここでは、職場の若者とのコミュニケーションにおいて欠かすことのできない「3 × 3 のコミュニケーションメソッド」を紹介しましょう。

これは、若者コミュニケーションに特有の3つのキーワードと、マネジメントセオリーの3つのプロセスをかけあわせたものです。このメソッドを日々意識することによって、若者の不満ポイントが減らせると同時に、彼らに振り回されるオトナのストレスもグッと軽減されます。

若者とのコミュニケーションのキーワードは、「上から目線ではないフラット目線」「一人ひとりを意識した個人レベルの対応」「レスポンスの重要性」の3つです。

タテ社会が苦手な若者には、当然ヨコから目線の会話が大事です。むしろ若者を主役とするファシリテーション思考が求められます。また忖度と自意識の間で自分のキャラを演じる若者の個に寄り添う感覚も必要。レスポンスは、合理的でつねに生産性を気にする若者に対するクイックレスポンスの側面はもちろん、若者の承認欲求を満たすという側面から極めて重要なコミュニケーションです。

そして、これらのキーワードに、一般的なマネジメントセオリーを補助線として引いてみます。それは、①まず関係性を作る、②共感を育み、心理的安全を提供する、③内発的動機に点火する、という王道のプロセスです。これらのステップ3つをコミュニケーションのキーワードに沿って解説していきます。

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