「良い上司」「悪い上司」差が出る6つの判断基準 社内で評判のいい人が良い上司とも限らない

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上司 部下
良い上司と悪い上司、差が生まれる原因とは(写真: 塩大福 / PIXTA)
部下から慕われ、社内の評判がいいと聞くと、「いい上司」だと思う人が多いのではないでしょうか。しかし、コンサルタントとして1万人以上のビジネスパーソンに会ってきた著者によると、社内で評判がいい人が必ずしも「良い上司」だとは限らないといいます。今回は、安達裕哉氏が上梓した『仕事ができる人が見えないところでしていること』から、「良い上司」と「ダメな上司」を見分ける基準を紹介します。

「良い上司」と社内の評判は関係ない

私はコンサルタントとして数々の企業のプロジェクトに参加しなければならなかったので、いろいろな会社の管理職の方々を比較し、「良い上司」と、「ダメな上司」を見分けることも重要な仕事の1つだった。

なぜなら、「ダメな上司」にプロジェクトの責任を持たせれば、まずプロジェクトはうまくいかないし、「良い上司」に責任を持ってもらえれば、多少のトラブルが発生してもプロジェクトはうまくいく。

コンサルタントはあくまでも部外者であり、成果が出るかどうかはその会社の社員の方々の働きぶりに依存する。そして、社員の方々に命令できる権限を持っているのは、その上司たちである。

だから、プロジェクトが開始されると、私はまず「どの人が『良い上司』であるかを見極める」ことに多くの時間を割いた。

そして、どの組織にも、「良い上司」と、「ダメな上司」がいた。さらに面白いことに、「社内の評判がいい」からといって良い上司であるとは限らない。

逆も真なりであった。社内の評判がいいからといってその人に仕事を任せると、あとになって「何もやっていない」ということが発覚し、大きな問題となってしまうこともある。

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