「良い上司」「悪い上司」差が出る6つの判断基準 社内で評判のいい人が良い上司とも限らない

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【良い上司かダメな上司か見分ける判断基準4】

●謝れるか、謝れないか

良い上司

「良い上司」は、謝れた。どんなに能力が高い上司でも、人は必ず間違う。そのときの態度は重要だった。「良い上司」は、自分がまずい指示を出したときには非を認め、謝罪し、次の指示を素早く出した。軌道修正が早かった。

ダメな上司

「ダメな上司」は、謝れなかった。自分がまずい指示を出したとき、それを正当化しようとして多くの時間を使う。軌道修正が遅いのだ。彼らは「謝ると自分の威厳が傷つく」と考えていた。

【良い上司かダメな上司か見分ける判断基準5】

●自分の考えと「違う人」と「同じ人」のどちらを重視するか

良い上司

会議などにおいて、「会社のため、顧客のため」という前提を貫いている限り、「良い上司」は、「自分と違う考え方をする人」を重視した。それにより課題に多くのアプローチができた。

ダメな上司

「ダメな上司」は、「自分と同じ考え方の人」ばかりを重視した。時には自分と違う考え方をする人を排除した。部下はそれを察し、「会社のため、顧客のため」ではなく、「上司の考え方を知ろう」とばかり努力した。

勉強を続けている?過去の経験に頼る?

【良い上司かダメな上司か見分ける判断基準6】

●勉強するか、過去の経験に頼るか

良い上司

「良い上司」は昇進してなお、勉強し続けていた。情報を集め、本を読み、経験から法則を導き、実践から修正する。そして部下からも学ぶ。そういった地道な努力を積み重ねていた。

ダメな上司

「ダメな上司」は、昇進すると勉強をやめた。「過去の成功体験」が彼らの判断基準であり、それに反することは許されなかった。

部下をまったくほめない「良い上司」もいた。人あたりのとても良い「ダメな上司」もいた。しかし、この6つの基準については、ほめるほめない、人あたりの良し悪しに関係なく判断できる基準だ。

見えないところで必ずしていること
人あたりとは関係のない「良い上司」の基準を知っている
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安達 裕哉 ティネクト代表取締役

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あだち ゆうや

1975年東京都生まれ。Deloitteにて12年間コンサルティングに従事 。大企業、中小企業あわせて1000社以上に訪問し、8000人以上の ビジネスパーソンとともに仕事をする。現在は仕事、マネジメントに関する メディア『Books&Apps』を運営する一方で、企業の現場でコンサル ティング活動を行う

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