「え!ちゃんと説明したでしょ…?」実はあなたの言葉、9割以上が届いていないかも……その理由とは?
「伝わっている」は幻想かもしれない
「私はわかりやすく説明したつもりなのに、なぜ伝わらないのだろう?」
「何度言っても、理解してもらえない」
こんな経験は、誰にでもあるのではないだろうか。実は私たちは、自分が思っているよりはるかに「伝わっていない」可能性が高い。これから興味深い実験を紹介しよう。
1990年、スタンフォード大学の大学院生エリザベス・ニュートンは、人にメッセージがどれだけ伝わるかを調べるユニークな実験を行った。
被験者を「タッパー(タップする人)」と「リスナー(聞く人)」の二役に分け、タッパー役には『ハッピーバースデートゥユー』や『星条旗』など誰もが知る有名な曲のリズムを机の上で指でタップ(トントンと叩く)してもらった。
一方、リスナー役はそのタップのリズムを聞き取って曲名を当てるゲームだ。



















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