頭がいいか一発でわかってしまう「2つの質問」 これからの時代に必要なのは質問をする力だ
ビジネスシーンで、日常の人付き合いの中で、一目置かれる人と話していて、ある種の共通点に気づくことはないだろうか。それは、その人が自分からはあまり話さず、代わりに「質問」で相手の話を引き出している、ということだ。
本稿では『頭がいい人、悪い人の話し方』著者・樋口裕一氏が近著『頭のいい人は「質問」で差をつける』の中で示した、質問を武器にしてコミュニケーションで得をするためのメソッドと、精度の高い情報を得るための質問のコツを、同書から抜粋、要約して紹介する。
コミュニケーション弱者の「救世主」
人間が生きていく以上、人との会話を避けて通ることはできないが、そうしたコミュニケーションに苦手意識を持ち、悩んでいる人は少なくないだろう。たとえば……
・相手の考えていることが読めず、会話の主導権がとれない
・もっと情報を引き出したいが、会話を深掘りできずに終わる
・一対一の打ち合わせや交渉ごとで、いつも言いくるめられてしまう
・会って話すたびに自分の評価を下げている気がする
自分は話し下手だからこうなってしまうのだと多くの人が思っているが、それは違う。コミュニケーション巧者は、うまく話すことよりも、コミュニケーションに便利な「あるものの使い方」を知っている。コミュニケーションに悩む人たちにとって、救世主となりうる「あるもの」。それが「質問」だ。
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