頭がいいか一発でわかってしまう「2つの質問」 これからの時代に必要なのは質問をする力だ

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

では、質問にはどのようなメリットがあるのか。

・うまく質問できれば、いい答えが返ってくる。質問がうまい人ほど精度の高い情報を得ることができる。
・質問によって相手のニーズがわかる。交渉や説得の場面では、質問によって相手の考えや思いがつかめるからこそ一歩踏み込んだコミュニケーションができ、距離感を詰め、労せず人を動かすこともできる。
・質問で会話の先手を打てる。こちらが話したい内容へとさりげなく誘導しながら会話のテーマを設定できる。
・雑談も怖くなくなる。ふとした沈黙も楽しめるようになる。
・質問をする人は間違いなく頭がよく見え、しかも、相手からの好意まで得られる。

これからは、「問う力」が大きな武器になる

これからますます、質問のうまさが成功や人生の豊かさに大きな影響を及ぼしていく。今はその転換期に来ていると言ってもいい。

ご存じのように、チャットGPTをはじめとする生成AIに注目が集まり、ビジネスで不可欠なものになろうとしている。チャットGPTから有益な情報を得るには、適切な問いが必要だ。より精度と密度の高い答えを得るためには何を尋ねればいいのか。今は「どう聞くか?」がますます問われる時代なのかもしれない。

生身の人間との会話では、AIとの会話同様に有益な情報をもたらしてくれるのみならず、質問によるコミュニケーションが人間関係にもよい影響を及ぼす。鋭い質問1つで、急に相手の口と心が緩み、相手の懐にするりと入り込める。反対に、たった1つの質問がきっかけとなり、一瞬で警戒モードになって口も心も閉ざしてしまうこともある。

うまい質問の仕方を知っていれば、交渉、説得、相談、打ち合わせ、雑談等、どのような状況においても、コミュニケーションを自分の土俵へと持ち込める。もちろん、相手にとって話しやすい環境を整えることにも貢献するので、会話が盛り上がり、互いにとって楽しく、有意義な時間を過ごせることになる。

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事