「良い上司」「悪い上司」差が出る6つの判断基準 社内で評判のいい人が良い上司とも限らない
そのため、私は「良い上司かどうか」を見極める際に、社内の評判に依存しない、6つの判断基準を設けた。もちろん万能の判断基準はない。時には当たっていないこともあった。
だが、多くの会社で検証した結果、それなりに使える6つの判断基準であったと思う。
現在、部下を持つ立場(上司)であれば自分と照らし合わせて読んでほしい。これから部下を持つ予定であれば、自分の上司をイメージしながら、自分の将来のために重要な6つの基準となる。
上司を見分ける6つの判断基準
【良い上司かダメな上司か見分ける判断基準1】
●部下の自慢話が多いか、部下の愚痴が多いか
良い上司
「良い上司」は部下について話す際に、「アイツはこれができる」「アイツはこれがスゴイ」という自慢話が多い。「こんな面白い部下と仕事ができて幸せだ」と言う。
ダメな上司
「ダメな上司」は部下の苦手なことについての愚痴が多い。「アイツは◯◯ができない」
「アイツは◯◯が苦手だ」という話が多いのだ。
【良い上司かダメな上司か見分ける判断基準2】
●機嫌が良いか、悪いか
良い上司
「上司がどのように働いているか」は、部下に大きな影響力がある。そして、「良い上司」はたいていの場合いつも上機嫌だった。心中はわからないが、つらいことや、クレームをもらったときも「機嫌良く、しかもきちんと」対応していた。
ダメな上司
「ダメな上司」は、たいてい機嫌が悪そうであった。もちろん、あからさまに当たり散らす、ということはない。しかし、上司の機嫌が悪いことは皆知っていた。そのような上司はたいていの場合、「部下から重要なことを知らされていない」ことが多かった。
【良い上司かダメな上司か見分ける判断基準3】
●ウチの会社の「魅力」と「課題」のどちらを語るか
良い上司
「良い上司」は、「ウチの会社の魅力」をきちんと語ることができた。「良い上司」は、もちろん会社の課題を知っていた。が、それについて言及するときは必ず「ウチの会社、ウチの仕事の魅力」についても語っていた。
ダメな上司
「ダメな上司」は、「ウチの会社の課題」しか語れなかった。「課題」しか見えておらず、部下に「ウチの会社のいいところ」を伝えていなかった。
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