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禅僧が勧める「丁寧な暮らし」をつくる5大習慣 だらしない自分を律する「心」より大切なこと

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  • 枡野 俊明 「禅の庭」庭園デザイナー、僧侶
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喫茶喫飯(きっさきっぱん)」も、箍のひとつです。お茶を飲むときはお茶を飲むことに心を集中し、お茶そのものになりきった気持ちでいただくこと。その反対が、人と話しながらスマホを見る、仕事机で作業をしながら食事をするなどの「ながら」作業。これでは心が込もりません。

禅では、このように「何事も心を込めて丁寧に」行うことが即ち修行であり、生活を整えることが心を整えることにつながると考えます。

例えば、

早起きをして、毎朝掃除をする

朝晩2回、坐禅をする

仏壇の前で手を合わせる

なども、生活に箍をはめる習慣なのです。

呼吸を整えるのと同じように、睡眠や食事など、日々の営みの1つひとつを丁寧にすることで、私たちの身体と心は整うのです。

スマホ利用にルールをつくる

ではここで、一般の方が取り入れやすい習慣の例を紹介しましょう。

1.よく噛んで食べる

よく噛んで食べると、少ない量でもお腹が膨れるため、食べ過ぎる心配がありません。また、ひと箸ひと箸を、心を込めてしっかり味わうと、なんとも美味しいのです。

「食事にそこまで時間をかけられない」という人は、せめて最初の一口だけでも意識を集中させましょう。その一口の美味しさがわかれば、食事をつくってくれた人や、食材となっている野菜や動物たちに対する感謝の念も自然と湧いてきます。

2.スマホを置き、ぼーっとする

禅的な暮らしをおびやかすものといえば、なんといってもスマホです。起きている間じゅうスマホを触り続け、情報にさらされ続けていたら「何事も心を込めて丁寧に」生きられるはずがありません。

スマホの便利さを手放すわけにはいかないにせよ、「ニュースのチェックは通勤中に」「メッセージの返信は朝と夜にまとめて」「夜9時を過ぎたら手の届きにくいところに置く」など自分なりのルールを設けましょう。

スマホを触らないと間がもたない、退屈だ」という方もいるかもしれませんが、それこそスマホ疲れ、スマホ中毒の症状です。何もせずぼーっとしていればいいのです。スマホ疲れが癒えてくると、ぼーっとすることの心地よさをスマホに奪われていたことにも気がつくでしょう。

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【月は「仏の心」そのもの】

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