結婚しても子どもをもたない夫婦、いわゆる「おふたりさま」が増えている。
共働きが多く経済的に豊か、仲よし夫婦が多いなどのメリットはあるものの、一方で「老後に頼れる子どもがいない」という不安や心配がある。
そんな「おふたりさまの老後」の盲点を明らかにし、不安や心配ごとをクリアしようと上梓されたのが『「おふたりさまの老後」は準備が10割』で、6刷突破のロングセラーとなり、話題を呼んでいる。
著者は「相続と供養に精通する終活の専門家」として多くの人の終活サポートを経験してきた松尾拓也氏。北海道で墓石店を営むかたわら、行政書士、ファイナンシャル・プランナー、家族信託専門士、相続診断士など、さまざまな資格をもつ。
その松尾氏が、お正月だからこそ「大事なこと」を話しておきたい「家族会議のすすめ」について解説する。
お正月は、皆が集まる絶好の機会
お正月休みは、久しぶりに親やきょうだいたちと集まる、という人も多いのではないでしょうか。
子ども世代が独立して自身の人生を歩むいっぽう、親世代は年をとっていきます。
親世代が高齢になれば、さまざまな困りごとへの対応やいざというときの心構えが必要です。
皆が集まるお正月は、これからのことを話し合う絶好の機会。
この機会を利用して、ぜひ、ざっくばらんな家族会議をしておくことをおすすめします。
話しておきたい家族会議のテーマは、3つあります。
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