「話を途中で遮られると、うんざりするな」「自分の意見を押し付けてくる人とは、距離を置きたい」
人が悩んでいるとき求めるのは、ああしろ、こうしろと解決策を上から押し付けられることではなく、「今、この瞬間」の自分が理解され、受け入れられることではないでしょうか。
自分で答えにたどり着くのを待つ
おのれの欲せざるところ、人に施すことなかれ。
あなた自身にも、人からされて嫌だったことがきっとあるでしょう。
それを「しない」と心がけるだけでも心と態度は変わります。
それに、人々が自らの悩みについて話すときというのは多くの場合、はっきりした形ではないにせよ、ある程度の「答え」を持っているものです。
あるカウンセラーの方が、こんなことをおっしゃっていました。
「私たちにできることといえば、悩める人が自分の力で答えにたどり着くお手伝いだけ。そのために、聞き続けること(傾聴すること)だけです」
ひたすら聞いて、聞いて、それで何も出てこないようなら「また今度聞かせてね」と提案し、時間をおけばいいだけの話。
一度で足りなければ、二度、三度と聞いてみる。
そうして、相手が自ら答えにたどり着いた後に「どうしたらいいと思いますか?」などと意見を求められたときに初めて、口を開く。それで十分です。
心に観音様を住まわせましょう。あなたには、それができるはずです。
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