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周りが「気にならなくなる」"自分を生きる"練習 人間関係がよくなる"話し方""聞き方"のコツ

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  • 枡野 俊明 「禅の庭」庭園デザイナー、僧侶
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少しずつで結構です。

「いい人」の仮面を脱ぎ、ありのままの自分を生きる練習をはじめましょう。

学校や会社では露になれないというなら、家族を前にしたときだけでも心を開いてみてはどうでしょうか

長い間寝食を共にしながら、隠そうとしても隠しきれないものがある、それが家族というものです。

大切なのは、10人に対し10の仮面を用意するのではなく、本来の自分1人で10人と付き合うことです。

それは「相手の気持ちを考えず、好き勝手に話せばいい」という態度では全くありません。

・「私はこういう人なんです」

・「〇〇は苦手です。でも、〇〇は得意です」

等々、自分がどういう人なのかを明らかにしながら、周囲と良好な関係を築く努力を続けること。

誰かに生かされ誰かを生かす関係のなかで、自分と他人を大切にすること。

それができれば「いい人」の仮面などいりません。ありのままのあなたが輝くのです。

ただ聞く、何度も聞く

友人や家族が悩んでいるとき、愚痴をこぼしているとき、あなたならどうしますか

きっと戸惑いながらも、何か助けになれないかと知恵を絞ることでしょう。

しかし簡単にはいきません。くわしい事情を知らないうちに「小さなことで悩むなよ」などと突き放したり、見当外れのアドバイスをしようものなら、二度とあなたを頼ってはくれないでしょう。

よく知られているように、人が悩んでいるときに必要としているのはまず「聞き役」です。

「何か助けになれないか」と思いながらも発言は控え、まずは相手が求めていること、伝えようとしていることに耳を傾けるのが先決です。

なぜなら、人は誰もが自分のことを知ってもらいたい、本心を理解してもらいたいと願っているからです。

しかしながら、仮に話上手な人であっても、もやもやとしている胸のうちをわかりやすく表現できるとは限りません。

そんなときに、聞き上手な人を相手に話をすると、心のなかが整理されるのでしょう。

悩みを聞いてもらうだけで、ずいぶん楽になりました」ということが、しばしば起こります。

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【鋭い質問をする人が「聞き上手」ではない】

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