なぜか「尾骨」にあらわれる、人の"心のしんどさ" 心と体は「互いに」密接に影響し合っている
たくさんの「しんどさ」を抱えて生きることを余儀なくされる現代社会。そんな「しんどさ」から逃れるためには、「心と体はつながっている」ことを理解する必要があると、からだデザイン研究所を主宰する整体指導士のいちい葉子氏は断言します。
いちいさんが提案する、心の疲れから生じる「しんどさ」のループを乗り越える方法とは、どんなものなのでしょうか。同氏の著書『しんどくなったら、心より先に体を整えよう』から、一部を抜粋・編集して紹介します。
偏った「みんな」に振り回されないで
情報が栄養過多になった社会には、とても危険な無限ループの罠が潜んでいます。
たとえばAmazonで本を買うと、自分の興味を引きそうな関連図書が表示されます。とても便利なしくみですが、書店に行ってタイトルに惹かれて手にした本が自分の人生を変えてくれた……なんていう運命の出会いは得られません。
こうして、いつも自分のために用意された情報しか見なくなると、視野が狭くなり、価値観がかなり凝り固まってしまいます。
「同世代はみんな結婚している」
「どの家庭も小学校受験をしている気がする」
「主婦はみんなあのスーパーを使っているんだな」
など、偏った"みんな"像が形づくられていく経験は、みなさんにも心当たりがあるんじゃないでしょうか。
または、
「40歳といえば、だいたいこんな生活をしているもの」
「母親といえば、こんな考えを持っている人が多い」
といったように、「〇〇らしさ」のイメージが形づくられることもあると思います。
トピックボードAD
有料会員限定記事
キャリア・教育の人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら