「食事の戦略」は人間関係を広げる"最高の武器"だ 「交友関係」こそ人生を豊かにする"最高の財産"

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【会食の目的4】「会話」がメイン
4つ目は、「会話がメイン(談義・議論の場)の食事会」です。(141ページより)

たとえば「音楽の話をしよう」とか、「〇〇の勉強会を開こう」といった目的に応じて集まるというケース。

著者がこのパターンを利用する場合には、講師役として専門家を呼んで話を聞こうとか、レクチャーをしてもらうということもあるという。

和食、フレンチ、イタリアン、中華はどう使い分ける?

では、会食の目的に応じてどのような店を選べばいいのだろう? 

この問いに答えるべく、著者は「和食」「フレンチ」「イタリアン」「中華」のジャンルごとにそれぞれのメリットとデメリット、目的別の向き・不向きなどを明らかにしている。それぞれを確認してみよう。

誰にでも受け入れられる 和食

和食のメリットは、素材重視で季節感のある料理が味わえること。ヘルシーで健康志向の人にも喜ばれるだけでなく、見た目の美しさも魅力だ。

また、酌をし合うことでお互いの距離を縮めることも可能。年配者に対しては敬意を示すことができ、VIPな人を紹介いただく場合には、懐石などきちんとした和食を選べば紹介いただく人への感謝を示せるだろう。

おでんや割烹の店を利用すると、お互い好きなものを別々に食べることができます。食事量も各自コントロールできるという利点があります。
相手の出身地(自分の出身地でも可)の郷土料理、地酒の店を選ぶと、その話で大いに盛り上がることができます。(144〜145ページより)

デメリットとしては、材料費の高騰の影響を受けやすいことが挙げられるようだ。

特別感を出すなら フレンチ・イタリアン

フレンチのメリットは、特別感や豪華なイメージ。親しい人、いつも会食をするメンバーの誕生月、定年祝い、永年勤続、創業〇周年などの「記念日」に利用するにも適している。

一方のイタリアンは、気軽な会食に使えるところが魅力。素材をあまり加工せず出すことが多く、アラカルトが充実した店も多い。

ただしドレスコードがあるなど格式ばったところもあるので、事前確認は必要。大声を出しづらい雰囲気の店もあるので、大人数の会食には向かないようだ。

シェフによって得意な料理が違うので、「どこどこのシェフの得意料理を堪能する会」、フランス料理も年代によって流行りのもの、調理方法が違うので、たとえば「1870年代に流行っていた料理を食べる会」など、いろいろな趣向の食事会を企画すると、みなさんに喜んでもらえるのではないでしょうか。(146〜147ページより)
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