ブッフェで大皿に見ばえよく盛る人ほど太るのはなぜか?皿の大きさはカロリー摂取量に影響していた

「お皿の大きさがダイエットにおよぼす影響」を解説します(写真:TOMO/PIXTA)
旅行や出張でホテルに泊まった際、朝食ブッフェを楽しみにしている人は多いものです。
目移りするほどのたくさんの料理をお皿にどう盛るか。レストランで出てくるような素敵な盛り付けを目指して、大きなお皿にすきまを空けつつ、ちょこちょこと盛ると見た目はいい感じです。
しかし、じつはその盛り付けかたでは、余分に食べてしまう危険性があることを知っていますか?
のべ30万人以上を診察した内科医の奥田昌子医師は、新著『これをやめれば痩せられる』で、科学的根拠をもとに日本人がもっとも効率よく痩せる方法を紹介。
以下ではその奥田医師が、「お皿の大きさがダイエットにおよぼす影響」について解説します。
皿の大小はダイエットにどう影響するか
昨日は会社の打ち上げでさ、ちょっといいお店に行ったのね。おいしかったなー。料理がホントにきれいで、みんな写真撮りまくり。
ああいう店はお皿が大きいでしょ。で、真ん中にちょこんと料理が乗ってるの。いいお皿買って、ウチでも優雅に食べたいなーって思っちゃった。
プロの料理は、見た目の美しさも大きな要素です。とくに和食の繊細な盛り付けは芸術そのもの。
このとき、お皿に3~6割の余白があると、料理が引き立つとされています。家庭では難しくても、たまには奮発して、料理を五感で楽しみたいですね。
では、お皿の大きさは、ダイエットにどのくらい影響を及ぼすのでしょうか。
料理を好きなだけ、何度でも取ることができるブッフェ式の食事で、大きさの異なる2種類のお皿を使い、摂取量がどのくらい変わるかを調べた実験があります。
アメリカで実施されたもので、2013年に結果が公表されました。
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