
ゴミの中でひとり眠る50代女性
大阪市内にある2DKのマンション。家中を埋めつくすゴミで、玄関、キッチン、その奥にある2つの部屋まで床が見えない。
とくに多いのは紙ゴミだ。壁際には段ボール箱と衣装ケースが積み上げられ、部屋の真ん中にできたスペースに新聞、雑誌、チラシ、空き箱など、8年分のあらゆる紙ゴミが溜まっている。まるで、どこからか大量の紙を流し込まれたかのように、とにかく部屋中が紙ゴミであふれている。
紙というのは1枚だとペラペラで当然なんの重さもないのだが、束になると一気に重くなる。ゴミ袋いっぱいに詰めてしまうと持ち上げるだけでも重労働になってしまうので、ゴミ袋が半分になったあたりで外に運び出す。紙ゴミを取り除いただけでも羊の毛を刈り取ったように部屋の中はだいぶスッキリした。


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