大阪府内にあるゴミとモノであふれたマンションの一室には、かれこれ1年以上、人が住んでいない。契約者の男性は、とある理由で解約ができないまま、“空家賃”を払い続けていた。
本連載では、さまざまな事情を抱え「ゴミ屋敷」となってしまった家に暮らす人たちの“孤独”と、片付けの先に見いだした“希望”に焦点をあてる。
YouTube「イーブイ片付けチャンネル」で多くの事例を配信するゴミ屋敷・不用品回収の専門業者「イーブイ」(大阪府)代表の二見文直氏に、部屋がゴミ屋敷化し、引っ越しができなくなってしまった住人の顛末を聞いた。
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一見、憧れの「男の隠れ家」だが…
その部屋は2DKで46平米と、1人で住むには少々広い間取りだった。ここに住んでいたのは50代の独身男性。それなりの稼ぎがあったため、趣味にお金を費やしていた。
リビングの奥にある2つの部屋は両方とも趣味の部屋になっていた。電子ドラムなどの楽器類、フィギュア、プラモデル、ゲーム機、ゲームソフト、漫画、DVD、ビデオテープ……。壁一面には映画鑑賞用のプロジェクタースクリーンがかけられている。リビングの壁にはダーツの的もかけられていた。
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