片付けが苦手な人ほど、引っ越しの目算を誤るそうだ。2日前になってようやく片付けを始めるが、そんな短期間では終わるはずがない。そして、この女性のように不要なモノまでひとまずすべて持っていくことになってしまう。
「だから、新居でもどの段ボール箱に何が入っているかもわからないし、出す気も起こらなくなる。そして、新しいモノを買ってしまう。引っ越しをするときにまずすべきことは断捨離です。新居での生活はモノが足りないくらいがちょうどいいんです」(二見氏)
では、引っ越しのための断捨離において、真っ先に捨てるべきモノは何か。
「“細々したモノ”です。部屋を片付けるときにこう考えると思うんです。新居に持っていくのは、デスク、椅子、照明、本棚、パソコン、あとは細々したモノ……。結局この細々したモノがいらないんです。
最終的にそういうモノはとりあえず箱にごっちゃにして入れることになるんですが、これってそんなに邪魔にもならないんですよ。だから、そのぶん目を背けがちでもあるんです。新居に持っていったところでどこにしまえばいいかわからないので、箱に入ったまま放置されるんです」
細々したモノの代表例は、「100円ショップで買ったモノ」だ。安くて便利だが、よく考えると意外に使う場面が限られてくる。そういうモノはなくても困らないし、大抵安価である。だったら、いったん全部捨ててしまって、新居で必要に駆られたモノだけを新たに買えばいいというのが二見氏の考えである。
マンションの管理費はケチらないほうがいい
ほかにも、スポンジや粘着ローラーのスペアテープなど、使う頻度は多くないのに5~6個入りでしか売っていないモノの余り。ついストックしたくなるが、引っ越しの際は思い切って捨ててしまいたい。片付いた後に購入して保管すればいいのだ。
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