女性管理職にケチをつけたい、後輩の本音

「あなたみたいにオス化したくない」の真意

「私の気持ちをちっともわかってくれない」「おっさん上司と同じじゃん!」という気持ちが、「私とあなたは違うから!」と言わせたと考えれば、もともと子どもっぽい部下の言動も、少しだけ冷静に見ることができるのではないでしょうか。「管理職は辛いよ」なのです。「自分にも非があり、未熟だった」「もっと共感スキルを使ってあげるべきだった」と思えることが、あなたが管理職として、さらに力をつけていく原動力になると思います。

外見の効果は大きい

そして、見た目や印象について言えば、自戒の念ばりばりですが、お互い、やはり気を遣った方がいいでしょうね。営業管理職であれば、部下との同行で顧客のところへ行くこともあるでしょう。その時は、部下を超える存在であることが必要です。ばっちりとメイクやブローをして、流行の服を着る必要はないけれど、大人の女性として自分の強みや課題を認識した「見た目」を作っておくことは、ビジネスでも非常に重要ですし、自信をもってコミュニケーションをはかることができるはずです。

「オス化」というと「ヒゲ」のイメージがありますが、そんなことも含めて、まじまじと生の自分と向き合うことも大事なのではと思います。ただでさえ忙しいワーキングマザー、かつ、管理職なわけですから、「そんな時間はありません!」と言われてしまうかもしれないし、「部下に迎合したくありません」「私は私です!」と叱られてしまうかもしれないけれども、「最近、自分に時間を割いていないな」とちょっとだけ反省してみる余地もありそうです。生の自分、確かに目を背けたいですもんねぇ(笑)

私は、すごい大食いで「白いごはん」と「揚げ物」をこよなく愛しています。若い頃はいくら食べてもそれほど太らなかったのに、40歳を過ぎてからばっちりお肉がつくようになり、簡単に落ちなくなってしまいました。「好きな物を食べて幸せなのがいちばん」「痩せてると幸が薄そうに見える」「もういい年で誰も見ていない」という3大言い訳は、私の常套句ですが、実は私のダンナは嫌な顔をするんですよ(笑)。

「それなりにセーブした方がいいと思うけど」「そのジャケット、形が古すぎてまったく似合っていない」とか、しっかり口も出してきます。小6の娘はあからさまに周囲の美しいママと比較してくるし、5歳の息子も、スーツをきちんと着ている時には「ママ、今日は女の子なの?」と無邪気に聞いてきます。努力している暇がないくらい、毎日生きるのに精いっぱいだけれど、きれいにきちんとしているに越したこと、ないってことじゃないでしょうか。誰かは見ているということだから。

逆に、仕事もそこそこに、見た目ばかりに気を遣っていると、「メス化」とか言われるんでしょうかね。自分の事は置いておいて、走り回っていると「オス化」と言われる。両方持ち合わせている人を見ると、「あの人は特別」と思わず負け惜しみを言ってしまう。オンナが働いていると、本当に色々なことを言われてしまいますが、それも注目の証しなのかもしれません。

部下の女性から憧れられる必要はないけれど、侮辱される必然性もまったくありませんよね。それでも「オス化」なんて言われて少なからずショックを受け、はっと我にかえった感じがあるのなら、仕事の成果だけでなく、自分の「見られ方」も意識して、つべこべ言わせないようにしてやろうじゃありませんか。

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