「女だから出世」は後ろめたいことですか?

女であることからは、一生逃げられない

(写真:Nori/PIXTA)
結婚・出産で大きく変化する女子の人生は、右にも左にも選択肢だらけ。20代はもちろん、30代になっても迷いは増すばかり。いったいどの道を選べば幸せに近づけるのか? 元リクルート“最強の母”堂薗稚子さんがお答えします。
※お悩み相談はこちらのアドレス(onna-sodan@toyokeizai.co.jp)まで

 

今回は、手強い同期たちを押さえ昇進したものの、男性の同僚からやっかみを受けて悩む女性からのご相談です。

【ご相談】
この春、管理職になりました。同期の中でも早い抜擢だったので、私自身、とてもうれしく思っていました。そして期待に応えたいと、日々、努力しているつもりです。ところが、男性の同僚たちから、陰で「女だから抜擢されただけだ」と言われていると聞き、大変ショックを受けています。
「自分が女だから、力がないけれど抜擢されたのか」などということを確認するすべもありませんし、どうしたらいいものでしょうか。「そういうふうに周囲から見られている」と考えながら働いているのがつらいのです。アドバイスをいただけるとありがたいです。

 

ご昇進、おめでとうございます!それも抜擢人事だなんて、すばらしい! 張り切って頑張ろうと思っている人に、陰でいちゃもんつけるなんて、その同僚たちもよっぽどやっかんでいるんですねぇ。まぁ、人事の話ほど、酒のさかなに最適なネタはないですから、「噂されるくらい、時の人なのね~」と思って聞き流しておくのがいいでしょう。とはいえ、そう頭では理解していても、どうしても頭から離れない……という気持ちもよくわかります。

数合わせの抜擢人事は、社員を潰す

先日、ある企業でワークショップをお手伝いさせてもらっていたとき、男性管理職の方から、「堂薗さんは、女性の管理職登用に数値目標を設定することについて、どう思われますか?」と質問されました。この方がどういう意図を持って、この質問をされたのか測りかねたのですが、「数値目標を設定しようとすることは重要だと思うが、数字合わせにならないように運用すべきだ」といった回答をしました。

女性だけでなく、男性陣にとっても、女性管理職抜擢については、いろいろと思うところがあるのでしょう。その後の懇親会でも、「男性社員にとって逆差別になりかねず、デリケートな問題だ」という声が出ていました。

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