女の強さは「海図を求めない」ところにある

吉田正樹×太田彩子「女性の仕事観」<上>

私は2014年10月から今年1月まで、立教大学の全学共通カリキュラム講座で「女子力、その可能性を考える」という講義を担当させていただきました。同じ全カリ講座で、2014年4月から7月にかけて講座を持たれていたのが、メディアプロデューサーの吉田正樹さんです。
吉田さんは2009年までフジテレビに在籍、ヒット番組を数多く手がけられたプロデューサー。現在もメディアの最前線でご活躍です。今回はそんな吉田さんと、自身も吉田さんが代表を務める事務所に所属し日々活動している私が、先日までの講座を踏まえつつ、「女性特有の仕事観」について語り合いました。

 

「ツイートOK」の授業から見えたこと

太田吉田さんの講義は、各メディアの最前線で活躍されている方を教室に招き、お二人で話す対談方式だったんですよね。講義の模様が収められているご著書『メディアのリアル』を読ませていただいたのですが、まず驚いたのが、講義中もTwitterの投稿をOKにして、ハッシュタグ「#吉田学校」で学生にどんどんつぶやかせたことです。

吉田テレビ的に言えば、教室は「ドキュメンタリーの舞台」なんですよ。教師が演じるだけじゃなく、観客も一緒にひとつのドキュメンタリーをこしらえていくところに面白さがある。

Twitterじゃなくてもいいんです。とにかく学生に「あなたも参加者ですよ」と言いたかった。日本の大学は挙手を求めてもなかなか手が挙がらないし、教室が白熱しない。焚いても焚いても冷めた白湯(さゆ)みたいにぬるい(笑)。だから熱量を高めるために、Twitterを使ったのです。

太田辛らつなつぶやきも多かったのでは?

吉田「クールジャパン」をテーマのひとつにしていたのですが、その話をする前にこういうことを考えていきましょうと言った途端、速攻で「早く教えろよ」「なんにも説明してないじゃん」ってつぶやきが続々と。

太田きつい突っ込みですね。

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