人事異動の季節がやってきました。この時期になると、みんながソワソワする職場の中、ご自身が上司である方はなおさら、「新しい部署で部下たちとうまくやっていけるだろうか」と、不安と緊張で押し潰されそうになることでしょう。
さてここで、そんな上司の方にクエスチョンです。異動して「女子の多い部署」の上司になったとしたら、そこになじむためにはどうしたらいいのでしょう? このコラムをご覧いただいているビジネスエリートの読者の皆さんなら、実際に一度は直面した、あるいは考えてみたシチュエーションかもしれません。
「仲良し」は表面だけ?
おやおや? 「自分が女性部下の多い部署に異動なんて、そんなことは起こりえない」なんて高をくくっている人も、意外と多いようですね。近年、女性ならではのきめ細やかな視点が仕事に生かせるということで、戦略的に女性社員が結集されている部署も増加傾向にあります。どなたも、うかうかしている場合ではありませんよ。
そこで今日は、「女子の多い部署での上司の振る舞い方」について一緒に考えていきたいと思います。私は「営業部女子課」主宰者として、女子が多い部署を束ねる上司の方の悩みに触れる機会の多い日々ですが、どうやら共通している悩みがいくつかあるようなのです。
上司たち「いや、驚きましたよ。女子社員は皆、とても和やかに穏やかに仲良く仕事をしているように見えるのですが、よくよく観察していると表面的な関係のようなんです」
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