今回は、企画の仕事がしたかったのに営業に配属され、将来に希望が持てないと嘆く女性の方からご相談をいただきました。
「営業がイヤ」という相談が多すぎる!
会社員時代、何度、こういった相談をされたことでしょう。時に泣きながら、時に激昂しながら、若い女子社員が「営業」の仕事をなじる。「そこまで言わなくても……」「営業やってる私にこんなこと言うわけ?」と思うくらい、ぼろかすに言われたことを思い出します。
この手の相談をされると、男性上司って、「誰それに相談してみるといいんじゃないか?」などと先輩営業女性に振ったりすることが多いんですよね。「お前、うちの○○から連絡あると思うからさ。相談に乗ってやってくれや。ようやく一人前になりかけたとこだから辞めさせないように。モチベーション高めてやってくれ」などと連絡をもらい、有無を言わさず引き受けさせられる。切実な思いをつづった本人からの連絡メールを受け取っては、「上司自身が自分でちゃんと向き合ってあげたらいいのに!」と憤りを感じたものです。
かく言う私は、リクルートの人材系事業で、営業担当を8年やり、営業管理職も10年以上やってきました。入社した日に「東京営業部渋谷営業所 営業担当」と書かれた辞令をもらったときは、衝撃のあまりあなたと同じように泣きたくなり、すぐにでも退職したい気持ちでいっぱいになりました。
もともと求人広告のコピーを書く仕事がしたくて、リクルートに入ったのです。そのうえ、そもそも実はものすごい人見知りだし、営業への偏見のようなものさえばっちりあったので、本当にがっかりしたのをよく覚えています。
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