「中国AI」はChatGPTを超えるか?驚く実態(中編) 「乱立する中国生成AI」試してみた"驚きの結論"

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また、実写の映像だけでなくアニメーションを生成することも可能です。

AIによる人物の表情調整(画像:Filmaction社提供)

創業からの1年半の間に、外部資金の支援なしにすでに法人向けと個人向けサービスの両方を軌道にのせ、社員も20名ほどの規模になっています。まさに、生成AIブームの流れが後押しした急成長企業です。 

画像の画質(画像:Filmaction社提供)

さらに、中国の「2023極新AIGC業界サミット」でTop20企業に選ばれ、バイドゥ主催のFeijiangハッカソンの人気賞、アリババクラウド主催のAIハッカソンのクラウド創新賞、といった賞を受賞しています。 

大手企業を含む、多くの受注も受けており、PCメーカー・レノボが中国PCにデフォルトで搭載しているAIアプリケーション一覧に、他の大手AIサービスと並んで掲載されています。 

今後は日本を含むグローバル展開も視野に

中国のほとんどすべての生成AIサービスは、中国の電話番号が必須です。それに対しFilmaction社はグローバルを意識していることもあり、電話番号なしで使用することができます。

現在は中国国内案件で手一杯とのことですが、今後は日本を含むグローバル展開も視野に入れていくとのことです。 

この激しい競争を生き残り、未来のスタンダードを勝ち得るのはどこのサービスなのか、その行方を楽しみに見守りたいと思います。 

この記事に続く【後編】では、中国AIの本丸ともいえる製造業の取り組みについてお話ししていきます。 

*この記事の前半:「中国AI」はChatGPTを超えるか?驚く実態【前編】

*この記事の続き:「中国AI」はChatGPTを超えるか?驚く実態【後編

岡 俊輔 中国在住経営者 北京大学MBA23期生

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おか・しゅんすけ / Shunsuke Oka

1988年東京都生まれ。大学時代に中国に交換留学をし、在学時に中国ネットマーケティング会社を創業。当時講談社やTechwave等にて記事連載。CCI主催のSocial Media Week TOKYO等で登壇。

28歳の時に中華系広告代理店に就職。MGRとして中国ネット企業の日本市場広告代理事業の立ち上げをし売上約10倍。31歳の時に大手日系デジタル広告代理店の中国法人のCEOに就任、現在4期目。

Tech領域は19年にプログラミング学校G'sACADEMYピッチイベントGGAにて優勝。同年中国Web3業界で著名な李笑来氏の書籍翻訳。

HSK6級,HSKK高級(中国語最上級資格)。北京大学MBA23期生。

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