超簡単「自作つゆ」で絶品、そうめん美味に食べる技 麺のポテンシャルを最大に引き出すコツを伝授

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そうめん
今回は「そうめん」をおいしく食べる方法を伝授します(以下、写真はすべて筆者撮影)
料理の腕を上げるために、まず作れるようになっておきたいのが、飽きのこない定番料理です。料理初心者でも無理なくおいしく作れる方法を、作家で料理家でもある樋口直哉さんが紹介する『樋口直哉の「シン・定番ごはん」』。今回は夏の定番「そうめん」です。つゆを自作します。

そうめんは特有のコシがある「手延」がおすすめ

夏の定番そうめん。油そば風に調味料で和えたり、冷やしラーメン風にしたり……とさまざまなアレンジがありますが、改めて基本のそうめんをご紹介します。定番の食べ方にはやはり定番たりうる理由があるからです。

まずはそうめんの選び方から。

そうめんには「機械式」と「手延式」の2種類があります。後者はパッケージに手延麺や手延という表記があるので区別できます。最近は機械式にもおいしいそうめんはありますが、つゆだけでシンプルに味わう場合はやはり特有のコシがある手延がおすすめです。

そうめんは製品によって太さが異なります。例えば播州そうめんの代表格である揖保乃糸で比較してみましょう。

揖保乃糸
特級品の上にさらに三神というランクがあります

右がスーパーでも一般的に買える上級、左が贈答用のスタンダードとなっている特級です。特級のほうが麺が細いことがわかると思います。

揖保乃糸の比較
そうめんは熟成期間によっても価格や味わいに差が出てきます

麺の太さは上級が0.70〜0.90mm、特級が0.65〜0.70mmとわずかな違いですが、食べるとこの差は誰でもわかります。例えば肌に髪の毛が触れていても気づかないかもしれませんが、口であればすぐに違和感に気づきます。人間の口は繊細なのです。

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