料理の腕を上げるために、まず作れるようになっておきたいのが、飽きのこない定番料理です。料理初心者でも無理なくおいしく作れる方法を、作家で料理家でもある樋口直哉さんが紹介する『樋口直哉の「シン・定番ごはん」』。今回は「胡麻和えうどん」です。
担々麺からヒントを得た和風のうどん
保存期間が長い乾麺は家庭料理の味方。そうめんや干しそばなどいろいろありますが、
うどんは古くから食べられていたので、今でも地域差が残っています。有名なところは讃岐うどんや水沢うどん、稲庭うどんなど、各地に特徴あるうどんがありますが、今回使っているのは五島うどんです。
五島うどんは長崎県の特産品で、伸びにくく、コシがありますが、プツリという歯切れのよさも併せ持っています。同じ乾麺の稲庭うどんと比較すると稲庭うどんは四角い断面で、五島うどんは丸みを帯びています。
稲庭うどんは表面のツルツルとした瑞々しさが魅力ですが、こちらはパスタに近い感覚でなんにでも合わせられます。現地では地獄炊きといって、ゆで上げた温かい麺をあご出汁のつゆで食べるのがポピュラーとのこと。
今回のレシピは担々麺からヒントを得た和風の胡麻和えうどんですが、もちろん、他のうどん乾麺でも同様に作れるのでご安心を。
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