夏野・ホリエモン、「東芝問題」をなで斬り! 「WORK RULES!」刊行記念"働き方"対談

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堀江:僕はたまに神宮球場に行きます。試合を見に行くよりは、暑い夜にフラッと行って野球でも見ながらビールでも飲むかっていう使い方。そういう人ってけっこう多いと思う。なのに、神宮はトイレが和式ばかりで、女子が入りにくい。もう完全に顧客サービスとか一切考えていないみたいなところがある。でも、人は来ている。そういうことですよ。

夏野:僕が最も批判されたのは、チーム数が多すぎて選手の名前が覚えられないって言ったこと。そうしたら、地方を馬鹿にするのか、って返された。チームが今、J1なのかJ2なのか、選手も頻繁に入れ替わるから、どこに誰がいるのかがわからないでしょう。

堀江:そこはある程度、特別扱いをするべき。資金配分して、プレミアリーグみたいなのを作るべきだと思うし。都心のビッグクラブが、ある程度トップリーグに残っている、経営的にはけっこうきついですよね。

夏野:全体的に盛り上がるためには、サッカーのライバルは誰なのかということ。ライバルは、野球とか他のスポーツではなく時間ですよ。今すべての娯楽が時間の取り合いで、もしかしたらパズドラがライバルかもしれない。スマホゲームよりもサッカーを見ていたほうが1時間半は楽しいって思えるようにしないと。

山田:しかもグローバルに。世界のJリーグという形でやらないといけませんよね。

夏野:いや、僕はあんまりそれを意識しすぎるのはどうかなと思う。今回は女子がワールドカップで準優勝したけれど、もう十分にグローバルでしょう。

堀江:ニワトリが先かタマゴが先かの話ですが、サッカー選手の市場って完全にグローバルの市場原理主義で動いているので、要はお金さえ払えば選手を獲れる。しかも、ドバイとか上海とか北京とかのチームと同じ年俸で東京が有力選手を獲ろうとすると、みんなが選んでくれる。

夏野:それが鹿島じゃ嫌だって。

堀江:そういう本音は言わないの(笑)。J1の有力チームを見ていたら、地方のほうが多かったりしますね。やっぱり集客やマーケティングを考えると、ちょっときつい。理念としてはうまくいっているでしょうがジリ貧でしょう。

夏野:まだ契約結んでないのに、ここでアドバイザーの会議をやっているようなものですね(笑)。

(構成:砂流 恵介、撮影:今 祥雄)

東洋経済オンライン編集部

ベテランから若手まで個性的な部員がそろう編集部。編集作業が中心だが、もちろん取材もこなします(画像はイメージです)

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