社食変更に猛抗議!Googleはここまで自由だ 人事担当責任者が語る「評価と社風」
世界中で社員を増やすグーグル。その「世界最強の職場」を設計した男がすべてを明かした。超優秀な人材を見つけ出し、活躍させる秘訣とは? 前回は、グーグルの企業文化や採用の方針について紹介したが、今回は評価と社風についてお伝えしよう(以下、カッコ内は鬼澤忍・矢羽野薫訳『WORK RULES!』日本版より引用)。
驚くほど小さい上司の裁量権
「地上で最も有能な人々は、物理的にますます自由に動き回り、テクノロジーを通じて結びつき、また何よりも、雇用主の目につきやすくなっている。こうしたグローバルな幹部要員は自由度の高い企業で働きたがるから、有能な人材はその企業に流れ込む。適切な環境を構築できるリーダーは、地上で最も有能な人材を引きつける磁石となるだろう」
グーグルに集まる人材は、まさにこうした有能な人々だ。大企業になればなるほど、普通の会社ではトップを頂点としたヒエラルキーが社員を縛り、成果を出しづらくなる。これを避けるため、権力と権威を上司から引きはがす。マネジャーは、以下のようなことさえ自らの一存で決めることはできない。
「誰を雇うか/誰を解雇するか/ある人の業績をどう評価するか/ある人に関する昇給、ボーナス、株式付与をどれくらいにするか/優れた経営手腕への褒賞を誰に与えるか/誰を昇進させるか/コードはどの時点で、わが社のソフトウェア・コード・ベースに組み込めるだけの品質となるか/製品の最終的設計およびそれを発表する時期」
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