実力を存分に発揮した社員は、成果による差もついてくる。人事部門はえてして、優秀な社員からできの悪い社員まで正規分布している前提で評価する。これは間違いで、正規分布では考えられないほど突出した能力を持つ社員が何人か出てくるのが当たり前で、べき分布に従うという。
能力主義を徹底した欧米企業では、成績の悪い社員はクビになる。しかしグーグルでは、ダメ社員の能力向上に骨を折る。ダメ社員を片っ端からクビにしても、新しい人材を雇うには時間もコストもかかるからだ。新しい人材の潜在能力を認めても、新天地での仕事を覚えてもらわなければならないし、それがうまくいく保証もない。なぜなら、前の会社での好成績が、社内のリソースや同僚との関係による恩恵であることもありうるからだ。
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