《AI時代に響く営業術》書籍PRのプロと文芸評論家・三宅香帆さんが語る。相手の心に"刺さる"伝え方、「定型崩し」と言語化の極意
相手の心を動かす3つのポイント
黒田:三宅さんは、『「好き」を言語化する技術』で、「自分がいいと思う理由を言語化するヒントは3つある」と書いています。
②既に自分が好きなものとの共通点を探す
③どこが新しいのかを考える
この「相手の心を動かす3つのポイント」は、営業や宣伝をしているビジネスパーソンなら誰でもそのまま使えると思います。僕も自分の担当する本をPRするとき、絶対にこの3つのどれかを使っていますから。
例えば①なら、イタリア料理のレシピ本の場合「妻がこのレシピ本通りに作って『こんな簡単で美味しいカルボナーラ、人生で初めてかも』と言っていました!」と伝える。
②であれば、ビジネス本だったら「この本、あのミリオンセラーの『○○○○○○○○』と同じ売れ方しているんです」みたいな言い方をする。
そして③であれば、メディアが一番好きなのは新常識なので「3秒でできる筋トレがあるの知っていますか?」みたいに言います。
三宅:何が求められているのかをひたすら察知して、それに対して答えて、ということですよね。

















