本が本棚に入り切らず溢(あふ)れ出しているという語感が「積む」にはある。実際溢れた本が机に、床に積み上がり、山をなす表紙。帯には書名の何倍も大きな字で「この山を見よ」とある。
翻訳家、作家、エッセイスト、書店主、研究者、辞書編纂者、詩人……登場する12人はいずれも本を読むことを仕事の一部としている。1日1冊読み終えたとしても1年で365冊、万単位の蔵書を読了するには何年かかるのだろうか。複数冊を並行して読む人は珍しくないし、月に30冊から50冊読むという猛者もいる。それでも到底追いつかない量の本に囲まれた生活が、インタビューと豊富な写真によって語られる。
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読み頂けます。
ログイン(会員の方はこちら)
無料会員登録
東洋経済ID 会員特典
東洋経済IDにご登録いただくと、無料会員限定記事を閲覧できるほか、記事のブックマークや著者フォロー機能、キャンペーン応募などの会員限定機能や特典をご利用いただけます。
東洋経済IDについての詳細はこちら
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら